勃起不全とは
勃起不全(ED)とは、男性器が勃起しない、あるいは勃起が維持できないため、満足な性行為が行えない状態を指します。いわゆる「中折れ」や、「性行為の途中で男性器が萎えてしまう」ことも、この勃起不全に含まれます。
勃起不全が起こる原因は様々で、ストレスや緊張から起こる心因性のものや、血管や神経の障害から起こる器質性もの、薬剤の影響による薬剤性、そしてこれらが混合した混合性のものなどに分類されます。
現在、「性行為は可能だが、勃起時の硬さが十分ではない」などの軽度を含めると、日本では1000万人以上の成人男性が勃起不全を抱えているとされています。そして、年齢が上がれば上がるほど割合は高くなり、40歳以上で5人に1人、60歳以上で2人に1人が勃起不全を自覚していると言われています。
こんな症状はありませんか?
- 勃起しない
- 勃起しても、十分な硬さにならない
- いつもではないが、勃起しないことがある
- 勃起が維持できない
- 中折れしてしまう
- 勃起するまでに、時間がかかる
- 性行為の途中で、萎えてしまう
勃起不全の治療法(エナルモンデポー+ザルティア)
勃起不全の治療には、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」以外にも、もともと前立腺肥大症のための薬として開発された「ザルティア」も効果を発揮します。「ザルティア」の有効成分であるタダラフィルは「シアリス」と同じ成分であるため、同様の効果が期待できます。泌尿器科で検査し、前立腺肥大症と診断されれば保険診療で処方することができます。このほか、「エナルモンデポー」により男性ホルモンを投与する方法などがあります。
勃起不全の治療薬は、正式には「PDE5阻害薬」と言います。PDE5とは、サイクリックGMPを分解する酵素のことです。このPDE5がサイクリックGMPを分解することで、血管が十分に拡張されなくなり、勃起しない、勃起が維持できないなどの機能低下を引き起こします。「PDE5阻害薬」はこの分解を阻害することで、男性器内への血液流入を増加させ、平滑筋の弛緩を促進し、勃起の働きを正常化します。
そして男性ホルモンが不足すると、血管を拡張して血流をよくする一酸化炭素が供給されにくくなるため、勃起不全を引き起こす可能性があるとされています。そうした状態を改善するため、「エナルモンデポー」により男性ホルモンを投与し、勃起能力を高めます。
このように、治療薬、男性ホルモンともに勃起不全に対する改善効果が期待できるのですが、当クリニックではそれをより増幅させるために、「ザルティア」と「エナルモンデポー」の併用を提案しています。
ザルティア
主な作用
- 勃起の維持
- 男性機能を高める
- 前立腺肥大症による症状の改善効果
- 血管拡張の作用があるため、血管年齢を若くするなどのアンチエイジングが期待できる
- 頭皮への血汗促進作用が期待できる
など
主な副作用
- ほてり
- 頭痛
- ニトロ製剤と併用できない。
など
エナルモンデポー
主な作用
- 性欲の回復
- 勃起力の改善・向上
- 倦怠感の解消
- 認知症の改善・空間認識能力の向上
- 成人病に対する予防効果
- 骨量の維持
など
主な副作用
- 脱毛
- 前立腺癌の方には使用できない
- 女性の男性化
など
「ザルティア+エナルモンデポー」の効果をより高めるために
「ザルティア」と「エナルモンデポー」の併用効果をより高めるために、当クリニックではこれに「にんにく注射」を追加することを提案しています。
「にんにく注射」とは、ビタミンB1を主とする成分を静脈に投与する注射で、にんにくのエキスが入っているわけではありません。注射時に、にんにくのような臭いがするため、そうした名称で呼ばれています。
「にんにく注射」には疲労回復、倦怠感の解消、免疫強化のほか、血行促進の効果もあることから、勃起不全に対しても改善効果があるものと考えています。